ちゃんと洗っているのに、なぜかアクリル絵の具で筆がカチカチに固まってしまう…そんな経験はありませんか?
こんにちは!私はアクリル絵の具で絵を描きはじめて半年の者です。元々絵を描くことが好きで、ある時「自分が描いた絵を公募展に出品したい」と思い立ち、アクリル絵の具で絵を描き始めました。アクリル絵の具を使い始めた4ヶ月後に、無事公募展に作品を出展することができました。
公募展に出展した作品
shira
この記事ではアクリル絵の具を使った際の筆の洗い方についてご紹介します!
筆さん
多くの方は水彩絵の具を使ったことがあると思います。
アクリル絵の具も 「水彩絵の具と同じ感じでしょ?」と思って扱うと後々困ることになります。
また、アクリル絵の具を使い始めると、「アクリル絵の具がついた筆を放置してはいけない」「筆についた絵の具はしっかり洗うこと」という話を聞いたことがあるかもしれません。
私も聞いたことはあったのですが、それでも絵の具を綺麗に落とせず、筆の穂(毛の部分)に残ったままになることがありました。
初心者Sさん
この記事では、アクリル絵の具で汚れた筆の正しい洗い方と、筆を長持ちさせるためのコツをわかりやすく解説します。
【重要】絵の具がついた筆は絶対に放置しない!
アクリル絵の具は水に溶ける絵の具ですが、 乾くと耐水性になります 。筆に付いた絵の具が乾くと、穂の根元付近に固まり、その部分が広がりにくくなってしまいます。
そのため、使用後はすぐに洗うことが重要です。
アクリル絵の具がついた筆の洗うとき、必要なもの・設備
アクリル絵の具がついた筆を洗う際、必要なものは以下の通りです。
特別な道具・設備は特に必要ありません。
- 基本の道具
- 絵の具を拭うもの(不要な紙・キッチンペーパー・新聞紙など)
- 筆を拭くもの(汚れても良いぞうきん・キッチンペーパーなど)
- 筆洗(3口以上がおすすめ)
- 使用後のお手入れ時の道具・設備
筆の絵の具がなかなか落ちない場合、石鹸や筆用洗浄液を使います。石鹸を使う場合、普通の石鹸で良いですが、毛が痛む可能性はあります。毛が痛むことが心配な場合・高級な筆を洗う場合・石鹸でも汚れが落ちない場合は、筆用洗浄液の使用をおすすめします。
筆さん
初心者Sさん
アクリル絵の具がついた筆の洗い方【制作中】
絵を描いている最中に筆の色を変える場合、毎回しっかり洗う必要はありません。毎回しっかり洗っていると、時間がかかってしまうので、制作中の簡易的な洗い方を紹介します。
① 【重要】不要な紙やキッチンペーパーなどで余分な絵の具を拭き取る
筆にたっぷり絵の具がついている場合は、まず絵の具を紙や布で拭き取ります。
こうすることで、水に溶ける絵の具の量を減らすことができます。
アクリル絵の具は水に溶けますが、乾くとプラスチック樹脂になります。
そのため、流す量は最低限になるよう心がけましょう。
水で洗う前に余分な絵の具を拭き取ることが基本です。
絵の具がたっぷりついた筆
絵の具を不要な紙で拭き取っているところ
絵の具を拭き取った筆
余分な絵の具を拭き取ることで筆を洗う時間を短縮できたり、筆洗の水を換える回数を少なくすることができ、効率的に制作することにも繋がります。
② 筆洗の水で優しく洗う
絵の具を拭きとったら、筆洗に筆を入れ水の中で筆を振って洗います。筆洗の底に筆を当てながら洗っても良いですが、強く押し付けないよう注意しましょう。
筆洗は3口以上あるものがおすすめです。制作中は1口を綺麗な水を含む場所として残しておき、残りの場所で筆を洗います。1番最初に洗う場所である程度洗った後、2番目で洗う場所でゆすぎます。4口ある場合は3番目の場所でもゆすぎます。たまにキッチンペーパーや布で筆をふき、絵の具の色が取れているか確認します。
3口の筆洗
初心者Sさん
③ ぞうきんやキッチンペーパーで軽く拭く
汚れても良いぞうきんやキッチンペーパーで筆の水気を拭き取ります。
その際、絵の具が筆に残っていないか確認します。
ぞうきんで筆の水を拭き取っている
まだ絵の具の色が残っている場合は、再度筆洗で洗いましょう。
水が汚れていてなかなか綺麗にならない場合は、水を入れ替えてください。
完全に絵の具の色が取れていない場合でも、すぐ筆を使う場合はそのまま使っても構いません。
色が混ざることを避けたい場合は綺麗に洗ってから次の色を取りましょう。
洗った筆をすぐ使わない場合は、筆洗のゆすぎ用の口で休ませておきましょう。
長時間入れっぱなしにしておくと穂に負担がかかるため、その場合は筆洗から出して、水気を拭き取っておきましょう。
アクリル絵の具がついた筆の洗い方【使用後のお手入れ】
1日の制作が終わったら、丁寧に洗いましょう。 1日放置してしまうと、アクリル絵の具は乾いて固まってしまうため、その日のうちに洗うことが重要です。
①【重要】不要な紙やキッチンペーパーなどで余分な絵の具を拭き取る
筆にたっぷり絵の具がついている場合は、まず絵の具を紙や布で拭き取ります。
初心者Sさん
② 筆洗の水で優しく洗う
絵の具を拭えたら、筆洗に筆を入れ水の中で筆を振って洗います。筆洗の底に筆を当てながら洗っても良いです。その際、強く押し付けないよう注意しましょう。
筆さん
③ 流水できれいにすすぐ
流しに移動し、流水の下で手のひらに筆先を押し当てて洗います。円を描くようにすると良いでしょう。
この場合もたまにぞうきんやキッチンペーパーで筆をふき、絵の具の色が取れているか確認します。
汚れがひどい場合は石鹸や筆用洗浄液で洗いましょう。
初心者Sさん
筆さん
洗った後の正しい筆の乾かし方
筆を洗った後の乾かし方も、筆の寿命を左右する重要なポイントです。
乾かし方のコツ
乾かすときは穂の形を整え、穂先を下にした状態で、風通しの良い場所で乾かしましょう。
ピンチハンガーを使って干すか、メイクブラシスタンドを使用すると良いでしょう。メイクブラシスタンドは100円均一でも販売されているようです。
初心者Sさん
筆をピンチハンガーで干している様子
メイクブラシスタンドで筆を乾かしている様子
穂先を下にして乾かせない場合は、筆を寝かせ、穂は浮かせた状態で乾かしましょう。
筆を横向きで乾かしている
穂先を上にすると穂の根元の木が腐る原因になるので避けましょう。
初心者Sさん
筆の保管方法
筆を長く使い続けるためには、保管方法にも工夫が必要です。
保管時の注意点
筆立てやコップなどを使い、 穂先が常に上を向く状態 で保管します。
穂先を上にしておけば、穂が潰れて変形してしまうことを防げます。
筆立ての選び方
通気性の良い筆立てを選ぶことが大切です。
アクリル絵の具の筆は毛が太めなものが多いため、ゆったりした筆立てが適しています。
複数の筆がある場合は、筆同士が接触しないようにスペースに余裕を持たせて保管しましょう。
もしアクリル絵の具で筆が固まってしまったら?
最後に、アクリル絵の具で筆が固まった場合はどうすれば良いかを紹介します。
まずはぬるま湯にしばらくつけておき、柔らかくなったら絵の具を拭き取ってから洗いましょう。洗う時もお湯を使うと落ちやすいでしょう。汚れがなかなか落ちないときは一晩つけておきましょう。
お湯で落ちない場合は、絵の具の剥離剤(リキテックスのブラシエイドなど)を使いましょう。剥離剤を購入する際は、アクリル絵の具用かをしっかり確認して購入してくっださい。
まとめ:正しい洗い方でアクリル絵の具の筆を長持ちさせよう!
アクリル絵の具の筆を長く使い続けるためには、使用後の正しい洗い方がとても大切です。
初心者の方は、まずは「アクリル絵の具がついた筆は絶対に乾燥させない!」という基本を押さえることから始めましょう。
すぐに洗わない場合でも 筆洗につけておく習慣はつけておきましょう 。
筆の洗い方だけでなく、筆の乾かし方や保管方法でも筆の寿命が変わります。
丁寧にお手入れしてお気に入りの筆を長く使っていきましょう。